2008年3月19日 (水)

A.C.クラーク訃報

久しぶりの更新記事ですが訃報です。

SF作家Arthur C. Clerkeが亡くなりました。
大好きな作家でした。
雑味の無いクリーンな文章、テクノロジーに対するリスペクトなど。

青年時代に読んだこの巨匠の作品は、少年時代に読んだ星新一の作品と共に、
私の人格形成にとても大きな影響を与えたように思えます。

晩年のコラボレーション作品はどれもいまいちでしたが、それでも多くの名作を
残してもらったことには感謝しています。

合掌。

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2006年1月15日 (日)

パパラギ-はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集

「物が無ければ暮らせないのは、心が貧しいからだ」

読了しました。なかなかすごい本です。

西サモアの村の酋長ツイアビがヨーロッパ諸国を歴訪したときに見聞きしたさまざまな 事柄を村人に語るための演説内容をまとめた本です。

現代人(西欧人)の行いを第3者の視点で描写しており、これが私たちにはおもしろおかしく読むことができる内容になっています。しかし、彼の鋭い洞察力は現代文明の抱える問題をあぶり出し、現代人の考える文明社会というものに対する強烈な批判を提示しています。

ドイツで初めて出版されたのが80年前というのが驚きです。今日の社会をツイアビが見たら何と言ったでしょうかね。

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2005年12月20日 (火)

悠久の銀河帝国

文庫版ですが、本日読了しました。

A.C.クラークが書いた名作の続編をグレゴリー・ベンフォードとのコラボによって書かれた作品です。第1部が原作の「銀河帝国の崩壊」そのもの、第2部が本作のオリジナルになっています。が、実は第2部になってからなかなか読み進まなかったのです。

なんというか文章がノイジーで人間臭くてクラーク独自のシンプルでドライな感覚がまったくありません。プロットもデビッド・ブリンの「知性化戦争」シリーズとブライアン・オールディズの「地球の長い午後」を足して2で割ったような感じで新鮮味に欠けます。私にとってはあまり楽しめない作品でした。

しかしクラークのコラボ物にはガッカリさせられる作品が多いように思えます。私的評価は

かなりガッカリ: 悠久の銀河帝国、星々の揺籃、宇宙のランデブー2
まぁまぁ面白い: トリガー、過ぎ去りし日々の光

といったところでしょうか。

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